国籍を越えて心をつなぐ——フットサル交流イベント開催
2025年4月、有限会社丸善興業様と弊組合の共催により、フットサル交流大会を開催いたしました。
現在、丸善興業様ではインドネシア籍およびネパール籍の技能実習生が勤務しており、来春には新たに3名のインドネシア技能実習生が来日予定です。多国籍な職場環境の中で、実習生同士や日本人従業員との交流を深める機会として、今回のイベントが企画されました。
開催のきっかけは「サッカー愛」
毎月の定期巡回の際、組合職員が実習生の多くがサッカーチームのパスポートケースを持っていることに気づきました。実習生がサッカー好きであることを社長にお伝えしたところ、「それなら、組合の皆さんも一緒にフットサル大会をやってみませんか」とご提案いただき、今回の開催が実現しました。
当日の様子
当日は、丸善興業様から13名、組合と提携関係にある旭商事グループから14名が参加。約2時間にわたり、笑顔と熱気あふれるフットサルを楽しみました。国籍や言語の壁を越えて、ボールを通じて心が通い合う瞬間が随所に見られ、参加者全員にとって忘れられないひとときとなりました。



技能実習生の声
開催後のアンケートでは全員が「満足した」「次回も参加したい」との回答をもらいました。(原文のまま掲載します)

丸善興業様の声

有限会社丸善興業
代表取締役 太田勝晶様
「この度はとても楽しい企画を提案・実行していただき感謝申し上げます。当日の天気にも恵まれ皆さんの違う一面をうかがえました。特にインドネシアとネパールの皆が上手でビックリしました。
普段はこういった企画がないものですから、今回は社員同士がスポーツを通じて交流できたことを大変嬉しく微笑ましく感じました。
次回は丸善フットサルチームを結成して挑もうとの声も上がり、一致団結出来たと感じています。
ケガもなく終始笑顔に包まれて幸せな時間でした。
また次回も楽しみにしております。皆様ありがとうございました。」
協同組合東京人材開発センターの取り組み
協同組合東京人材開発センターは、技能実習生の監理団体として、受入企業様による円滑な実習の実施を支援するとともに、技能実習生の生活面でのサポートも行っています。
技能実習制度は、発展途上国の人々が日本で技術や知識を習得し、帰国後に母国の発展に貢献することを目的とした制度です。加えて、地域社会との共生や日本文化との触れ合いも、実習の大切な要素として位置づけられています。
数ある国の中から日本を選び来日してくれた実習生には、3年間の実習期間を通じて、仕事の技術だけでなく、日常生活でも心に残る思い出をつくり、日本を好きになってもらいたい——それが私たちの願いです。
外国人と地域社会の共生に向けて
現在、外国人は日本の労働力として欠かせない存在となっており、その数は年々増加しています。一方で、生活ルールやマナーに関するトラブルも増えており、地域社会との摩擦が生じるケースも少なくありません。
こうした課題の多くは、相互理解の不足から生まれていると考えられます。私たち日本人が彼らを理解する努力をすることはもちろん、彼らにも日本人の文化や習慣を知ってもらうことが必要です。
そのような背景の中、フットサルは国籍・年齢・性別を問わず、誰もが楽しめるスポーツとして、交流のきっかけづくりに最適です。職場では雇用主と外国人という立場の違いがありますが、フットサルを通じてプライベートでも交流が生まれ、より深い関係性へと発展する可能性を秘めています。
言語が通じない場面では、相互理解の第一歩を踏み出すことが難しいかもしれません。しかし、スポーツには言語の壁を越える力があります。フットサルを通じて、外国人と日本人が互いを理解し合い、心の距離を縮めていけることを私たちは願っています。

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