ベトナムの文化、特徴、インフラ事情

1.はじめに

2024年12月22日、ついにベトナムで同国初となる地下鉄が開業しました。竣工時は2015年1月開業を見込んでいましたので、実に10年遅れでの工事です。

清水建設、日立製作所や住友商事などの日本企業も参画したものの、行政手続きや工事費未払い、国内事情により度重なる遅延が発生し、大幅に開業が遅れました。

今年も7月には開業するという話しでしたので、国内でも今か今かと待ちわびていたことと思います。

開業当日はベンタイン駅で長蛇の列ができるなど盛況を見せたようですが、まだ未開通の駅もあります。今後の動向に注目したいと思います。

なお、以下が1号線のホーチミン地下鉄の路線図です。現在、以下のうちベンタイン駅からスオイティエン駅までが開通しています。

ベトナムの地下鉄路線図(1号線・ベンタイン駅~スオイティエン駅)

(「株式会社VITJapan 猪谷のベトナムビジネスチャンネルツー参照)

このように近代化が進むベトナムは、東南アジアの中心に位置する魅力的な国で、独自の文化、急速な経済成長、そして近代化するインフラが注目されています。

そこで本記事では、ベトナムの文化、国民性、インフラ事情について解説します。

2.ベトナムの文化

ベトナムの文化(宗教、社会、食文化、祭りやイベント)

(1) 宗教

ベトナム人の多くは仏教徒ですが、道教や儒教の影響も色濃く残っています。さらに、キリスト教やカオダイ教といった宗教も広がっており、多宗教共存の社会が特徴的です。

(2)社会

ベトナムでは家族が社会の中心的な役割を果たしており、家族の絆が非常に強いです。旧正月(テト)や中秋節などの伝統行事は、家族で集まり、先祖を敬う大切な時間とされています。

(3)食文化

ベトナムの文化は、千年以上にわたる中国の影響を受けつつ、フランスの植民地時代の影響も取り入れています。その結果、東洋と西洋が融合したユニークな食文化が形成されました。たとえば、食文化ではフォーやバインミーがその象徴です。

(4)芸術と伝統工芸

ベトナムは芸術や伝統工芸が豊富です。水上人形劇や伝統音楽のカ・チューは、観光客に人気があります。また、陶磁器や絹織物といった工芸品は高品質で知られています。

3.ベトナムの特徴

(1)若い人口構成と活気ある労働市場

ベトナムの人口は約1億人で、その多くが若年層です。この若さは活気ある労働市場を形成し、国内外の企業にとって大きな魅力となっています。

(2)食文化の多様性

先述のフォーやバインミーだけでなく、春巻き(ゴイ・クオン)やベトナムコーヒーなど、多彩な料理が楽しめます。地元の食材を生かしたヘルシーな料理は、世界中の人々を魅了しています。

(3)観光名所

ハロン湾やフエの古都、ホイアンの街並みなど、ユネスコ世界遺産に登録された観光地が多数あります。また、ホーチミン市やハノイといった都市部は、歴史と近代性が調和した独特の魅力を持っています。

4.ベトナムのインフラ事情

(1)交通インフラの発展

冒頭にもありましたが、ベトナムは近年、交通インフラの整備が急速に進んでいます。

主要都市間を結ぶ高速道路や都市鉄道プロジェクトが進行中で、国内外の移動が便利になりつつあります。特に、ノイバイ国際空港(ハノイ)やタンソンニャット国際空港(ホーチミン市)は、国際線と国内線の重要なハブとして機能しています。

ただし、交通状況は良好とは言えません。通勤ラッシュ時には無数のバイクが車の横をすり抜けていきます。中には4人乗りのバイクもあったりします。

交通ルールも曖昧で、日本で言う歩行者優先という考えはありません。無意味に鳴らされるクラクション、傷だらけの車が街を走り抜ける様子に少し戦慄を覚えます。

恐らく、インフラが整い切れないまま人口爆発と経済発展が起きたことが原因で、このような混沌とした状況に陥っているものと考えられます。

今回地下鉄開通への第一歩を踏み出しましたが、今後はこのインフラをどのように整備していくのか注目したいと思います。

(2)ITインフラとデジタル化

ベトナムはIT分野でも成長を遂げています。高速インターネットが普及し、オンラインサービスやEコマース市場が拡大しています。これにより、デジタル経済が活性化しており、スタートアップ企業も増加中です。

(3)電力供給と再生可能エネルギー

ベトナムは経済成長に伴い電力需要が急増しています。政府は石炭火力発電所の拡大だけでなく、太陽光や風力といった再生可能エネルギーにも力を入れています。これにより、エネルギーセクターの近代化が進んでいます。

(4)都市化と住宅インフラ

都市部の人口増加に伴い、住宅開発が活発化しています。高層マンションやショッピングモールが建設され、現代的な都市景観が形成されています。一方で、農村部との格差問題も取り組むべき課題です。

5.まとめ

ベトナムは、文化的な豊かさと経済成長が共存する国です。今後もインフラ整備やデジタル化が進むことで、さらなる発展が期待されています。また、観光業のポテンシャルも高く、国際的な注目を集め続けるでしょう。

今、ベトナムは急発展を遂げています。これからビジネスの可能性を探っている方にとって、このベトナムは注目すべき国でしょう。隣国である中国の動向も含め、今後について注目したいと思います。

「実習生受入の費用を知りたい」
「他組合と比較したい」
「予算感を知りたい」

こんな方はこちらから価格表をダウンロードしてください。
「実習生受入の費用を知りたい」
「他組合と比較したい」
「予算感を知りたい」

こんな方はこちらから価格表ダウンロード

関連記事

特集記事

TOP

お問い合わせ

運営組合概要

CLOSE

お問い合わせ

運営組合概要