赤字決算でも技能実習生を受け入れできるか

採用

これから技能実習生の受け入れを考えているお客様からたまにあるご質問として、「赤字決算でも技能実習生を受け入れることができるか?」というものがあります。

本記事では、赤字決算の企業が技能実習生を受け入れることができるか、受け入れる際の条件や可能性について詳しく解説いたします。                      

1.技能実習制度とは 

技能実習制度は、開発途上国へ技能、技術や知識の移転を図ることを目的とした制度です。この制度により、技能実習生は日本の企業で一定期間働きながら、技術や技能を学び、帰国後にその技術を母国で活用します。

企業は技能実習生にいわば研修を行うので、本当にその研修を実施できる環境があるのかを審査されます。そのために、一定の条件を満たす必要があります。

ですので、主に求められるのは、実習生が安全で快適に働ける環境を提供できるか、そしてその企業が実習生に対して適切な指導と管理を行う能力があるかという点です。

審査の際に受入企業が満たすべき条件は以下の通りです。

受入企業が満たすべき条件

赤字決算の企業に関しては、この③の「外国人を支援する体制があること」が特に問われているといえます。

2.赤字決算の企業が技能実習生を受け入れるための条件

結論から言えば、赤字決算の企業が技能実習生を受け入れることは可能です。ただし、その審査のハードルが上がります。   

 (1) 経営状況が不安定な場合の審査

赤字決算である場合には、経営状況の審査がより厳格になります。というのも、技能実習生の受け入れには、一定の経済的基盤が必要だからです。例えば、実習生への給与支払いや滞在費の負担など、経済的に問題が生じないようにする必要があります。

そのような場合であっても、その赤字決算に明確な理由があり、受入れ企業が経営計画や再建計画を提示し、安定した事業運営を行う意思があることを示せば、受け入れは可能です。

そのために、赤字決算の場合には、公的な第三者により作成した企業評価書の提出が求められます。公的な第三者とは以下の通りです。

債務超過(赤字決算)の審査の場合に提出する企業評価書

たとえば、赤字決算が一時的なものであり、将来的に黒字転換の見込みがある場合などは、審査において有利に働くことがあります。                

 (2) 他の要素のチェック

また、技能実習生を受け入れる際には、単に経営状態だけでなく、企業が過去にどのような実績を積んでいるかも重要なチェックポイントとなります。例えば、過去に技能実習生を受け入れた経験があり、適切に指導・管理が行われていたかどうかが有利に働くことがあります。   

そのため、赤字決算が一時的であり、企業が過去に問題のない受け入れ実績を持っている場合は、審査を通過しやすくなります。

3.赤字決算でも受け入れが可能な理由

赤字決算でも技能実習生を受け入れられる理由は、企業の経営状況が必ずしも受け入れの可否に直結しないからです。            

企業が技能実習生を受け入れるためには、経営基盤が健全であり、労働環境が適切で、安全に実習生を受け入れることができるかが重要なポイントです。            

もし赤字決算が経営再建計画の一環であり、将来的に改善が見込めると判断される場合、企業は引き続き技能実習生を受け入れることが可能です。特に、外国人労働者の受け入れが企業の戦略的な要素として位置づけられている場合、経営が改善すれば、受け入れを続けることができます。       

4.事例

 (1) 赤字決算で受け入れた事例

赤字決算の理由が設備投資であり、かつ今後の事業計画や見通しを示したことで、その理由に合理性があると判断されました。

 (2) 赤字決算で受け入れられなかった事例

4事業年度の債務超過があった事例で、公認会計士作成の企業評価書を提出したのにも関わらず却下された事例もあります。

ただ、ヒアリングをしていくと、隠していた過去のトラブルや事実が判明し、赤字決算というよりはそのトラブルや事実が受け入れ拒否へとつながったものと思われます。

5.まとめ

たとえ赤字決算であっても受入れができないというわけではありません。仮に、赤字決算だから技能実習生を受け入れることができないと思い込んでいる経営者の方がおりましたら、それは早計です。

赤字決算でも技能実習生を受け入れることができている企業は多くございます。できないものと思い込まずに、是非一度ご相談いただけたらと思います。

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